先日、横浜市大の村松茂先生のお話を聞く機会を得ました。
村松先生の「アロマとフィジカルトレーニング」のお話は2回目です。
村松先生は、[筋活動様式とトレーニング効果]を永年研究され、
特に[心の健康における運動の効果]についてのお話は大変興味深いものです。
難しそうですが、心のありようによっても運動の効果はかなり違ってくるという事です。
単に[運動]はすれば何でも良いというものではないようです。
またストレス対処法についても、自律神経(交感神経を和らげて副交感神経を優位にする)に働きかける方法として
〇呼吸法・・・緊張時は、呼吸が早いので、ゆっくりと深く息をする。
特に大きく吐くことが大事、溜息なども心を落ち着かせるという
学術研究があるとの事
〇音楽・・・自然界の音(1/f)などを取り入れた音楽は、リラクゼーション効果と覚醒
効果がある
〇香り・・・リラクゼーション効果と覚醒効果がある
〇自己暗示・・・リラクゼーション効果
などと具体的な提案をされていました。
特に面白かったのは、
”良い”という思い込み(自己暗示)が
リラックス効果を生むという事
[運動]という筋肉活動も、
"好き"とか"楽しい"とか"これは身体によい"とか
信じられる或いは
楽しいというだけで
同じ運動でも全く効果が違うというのです。
アロマの効果についてもリナロールの薬理作用(親油性のリナロールが血液脳関門通過から脳の興奮を抑える)は学術的にも裏付けられているとの事。
すべては、心にー自律神経にー働きかけ 運動効果を上げる力ともなるようです。
心のありようという漠然としたかのような事が
科学的メカニズムの中で分析され、
さらに筋肉運動(有酸素運動)から生み出される
ストレス軽減に効果的な物質が生産されるという事が
今日発見されているといいます。
楽しいと思える事・・の大事
楽しく自分に合った運動って何かな?
さしずめ私は、音楽に合わせて体を動かす事が大好き。